ブロンカラーの特徴とも言える、豊富なアクセサリー&特殊効果ライトを使って効果的なライティングや、撮影で起こる問題あれこれにお答えするブロンカラーライティングワークショップ。 年3~4回(不定期)アガイ商事にて開催しているワークショップ、2006年第一弾はバリ島で行いました。南国のリゾート地の雄大な景色のなかでロケーション撮影&リゾートホテルのインテリアや料理写真など幅広いテーマで実践的なライティング研修。初披露ブロンカラーの新電源部ベルソA2、リングフラッシュCなどを使用しました。
■ バリ島ライティングワークショップツアー 2006.2.9-2006.2.13
■講師 Mr.Urs(人物撮影)&Mr.Victor(インテリア・料理撮影)
Mr.Urs
ブロンカラー専属カメラマンとしてブロンカラー製品のカタログ撮影を手掛け、 そのためブロンカラー製品の特徴、効果的な使い方等に卓越している。また、さまざまな言語(10ヶ国語、残念ながら 日本語は含まれていませんが) を操り、ヨーロッパ各国やアメリカ、南米などでグローバルに講演活動を行っている。
Mr.Victor
オーストラリアで活躍しているフォトグラファー。長年ブロンカラーを愛用、またいち早くデジタル撮影に切り替えて、ホテルの撮影やインテリア、料理写真などをしている。大きなおなか(中はほぼビール?)と陽気な性格で親しみやすく、質問にも気軽に答えてくれ楽しい講習会となりました。
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太陽が高くなり、悪状況ともなる自然光を取り入れた環境で、うまくライトを使って自然にとる。太陽光をアクセント(バック光)として使い、リングフラッシュCで撮影。リングフラッシュはやわらかい光を得られ、またカメラとともに自由に場所やアングルを変えられるライトなので便利に使えます。
新製品ベルソA2を活用したロケーション撮影パワードック(バッテリー)を取付ければフル(1200Ws)で350回(ノーマルチャージモードなら450回)の発光が可能。フル発光でも1.5秒という驚異のチャージタイムで、モデル撮影でもストレスがありません。
葉の影を活かして撮影。見た目より影が暗いためソフトボックスを足して自然な感じに。リングフラッシュはひきだと良いが寄りにはボックスのほうが良い。
メニューへ
ヴィラのプールサイドにて。やしの葉の後ろにバルブで1灯置き、葉の間から光が差すように発光。バルブだと太陽のようにシャープなシャドウが出る。光量が足りずリフレクターを付けてみたが少し柔らかくなってしまったので、バルブにして灯体を近づけることで解決。 ベルソA2はバッテリーでの使用時でも最大650Wのモデリング点灯が可能。
直接モデルに当たる太陽光をシーツで覆って隠した。バルブで発光させた光が太陽光のように差し込んでいるか確かめるため、まずストロボを使わず地面を撮影して確認。
HMIでも代用可能? 定常光は見たままを撮れるというメリットがありますが、 ストロボのほうがHMIよりも色再現が良いし、コントロールすることができます。また、HMIでは光量が足りない場合はストロボのほうが良いでしょう。
今回は被写体との距離があったのでバルブで撮影し使用しませんでしたが、ブロンカラーの特殊ライトでサンライトセットという太陽光を創り出す光源もあります。パルソGヘッドに取付けるフラッシュチューブと保護ガラス、4枚羽バーンドアで構成され、チューブが長いため影が強く出て太陽光のような効果をだします。
外がとても明るく、中は暗いという環境で撮影。バルーンを使用してみたところ、柔らかく室内に光がまわるものの、フラットすぎてあまり良くなかったため、シンプルなリフレクターで天井にバウンスさせ、モデルにはソフトボックスでライティングした。ボックスの角度を変えてグラデーションをつけた。被写体に当てる面を小さくするとコントラストがつき、シャドウもシャキっとつく。
鏡面のPARリフレクターを使用して間接光のみで撮ると色温度かわって温かみのある写真に。ボックスのみ(色温度高くて青っぽい)と比べて、中間がベストと判断し、最終的には3灯使って撮影した。
パラFB+リングフラッシュPPoint1:集光、拡散の調整ができる Point2:ヘッドの角度を変えてコントラストが変えられる Point3:厚みの違うディフューザーが3種類あります Point4:被写体側からモデリングのあたり方を見ると、ライトの効果がよく確認でき微調整が容易になりました。 パラではリングライトでもソフトボックスでも作れないグラデーションがつくれます。まわっている柔らかい光なのにエッジがたつのが特徴。
ビーチでモデル撮影。パラFBならカメラが寄っても離れても同じ絞り得られます。アンブレラの中で光源をフォーカス/ディフォーカスして調整することが出来、モデルが動いても効果に影響ないので自由に使うことができます。
2日目はビクター氏を講師に、インテリア、料理などの撮影ワークショップ。彼をクライアント(ホテルのオーナー)と仮定して、参加者皆でクライアントの満足する写真を撮影してみた。
室内をバルーンで明るく柔らかくする。直径50cmの乳白アクリル製の球体で、ソフトライトの最上級。ブロンカラーのランプヘッドのほぼ全てとHMIでも使えます。広域のインテリア撮影やポートレートで活躍。
窓から太陽光がわりに1灯
まずストロボ使わず撮影し、自然光がどれだけ入るかを見る(メーターを全く使ってないのが驚き)そして1灯ずつ効果を見ながらライトを足していく。今回の撮影のクライアント(ビクター氏)からの要望は、「ブロンカラーのライトで太陽をつくり、光がどこに落ちてくるかを考えてバリらしい感じを出してほしい。」皆で何を一番みせたいか意見交換してカメラアングルを決めました。
バリの場合、外が明るく中は暗いという時が多いので、バルーンで差部屋の中を柔らかくしてまわしてその差をなくした。
太陽光が入っているようなゴボ(影)を出すため、ハイライトにサテライトエボリューションを使用。また後ろの白いカーテンが暗くグレイにのっぺりとうつってしまったので、もう1灯PARリフレクターを使ってあてて明るくすることで解決。
→サテライトエボリューションは鏡面に反射させてハードなスポット光が得られます。
←PAR(パー)リフレクターは集光力が強く、サテライトエボリューションの小型版ミニサテライトに近い効果が得られます。
ビラの庭にて日没を待ち構えてエクステリアの撮影。パラソルの下やプールサイドにライトを隠しこんで、合計4灯使ってアクセントをつけた。
こんな撮影の時にはシンクロケーブルで繋ぐことは難しいので、赤外線などの遠隔システムで発光させることができるととても便利。
毎日刻々とかわる日没時間をチェックし、ベストタイミングを見計らうことが不可欠。蚊にさされながらも、そのシャッターを押す瞬間を皆で待ち、これで全てのワークショップメニューを終えました。
厳しい暑さの中、朝から夜までフルタイムの講習だったにも関わらず、参加された方も積極的に質問したりアイディア出して実践してみたりと、充実した内容になりました。講師はスイス人とオーストラリア人のとっっても陽気な方で、ジョークを交えながら海外の撮影スタイルを惜しみなく披露してくれました。 宿泊のホテルも素晴らしいリゾートホテルで、撮影ワークショプも充実+プールや買い物やスパにリラックスタイムというとても充実したツアーとなりました。ご参加された皆様、ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。 report:M.Shiina
アガイ商事ではライティングセミナーを、国内・海外で不定期開催しております。どうぞお気軽にご参加下さい!
ブロンカラーの特徴とも言える、豊富なアクセサリー&特殊効果ライトを使って効果的なライティングや、撮影で起こる問題あれこれにお答えするブロンカラーライティングワークショップ。 年3~4回(不定期)アガイ商事にて開催しているワークショップ、2006年第一弾はバリ島で行いました。
南国のリゾート地の雄大な景色のなかでロケーション撮影&リゾートホテルのインテリアや料理写真など幅広いテーマで実践的なライティング研修。
初披露ブロンカラーの新電源部ベルソA2、リングフラッシュCなどを使用しました。
■ バリ島ライティングワークショップツアー 2006.2.9-2006.2.13
■講師 Mr.Urs(人物撮影)&Mr.Victor(インテリア・料理撮影)
Mr.Urs
ブロンカラー専属カメラマンとしてブロンカラー製品のカタログ撮影を手掛け、 そのためブロンカラー製品の特徴、効果的な使い方等に卓越している。また、さまざまな言語(10ヶ国語、残念ながら 日本語は含まれていませんが) を操り、ヨーロッパ各国やアメリカ、南米などでグローバルに講演活動を行っている。
Mr.Victor
オーストラリアで活躍しているフォトグラファー。長年ブロンカラーを愛用、またいち早くデジタル撮影に切り替えて、ホテルの撮影やインテリア、料理写真などをしている。大きなおなか(中はほぼビール?)と陽気な性格で親しみやすく、質問にも気軽に答えてくれ楽しい講習会となりました。
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太陽が高くなり、悪状況ともなる自然光を取り入れた環境で、うまくライトを使って自然にとる。太陽光をアクセント(バック光)として使い、リングフラッシュCで撮影。リングフラッシュはやわらかい光を得られ、またカメラとともに自由に場所やアングルを変えられるライトなので便利に使えます。
新製品ベルソA2を活用したロケーション撮影
パワードック(バッテリー)を取付ければフル(1200Ws)で350回(ノーマルチャージモードなら450回)の発光が可能。
フル発光でも1.5秒という驚異のチャージタイムで、モデル撮影でもストレスがありません。
葉の影を活かして撮影。見た目より影が暗いためソフトボックスを足して自然な感じに。
リングフラッシュはひきだと良いが寄りにはボックスのほうが良い。
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ヴィラのプールサイドにて。やしの葉の後ろにバルブで1灯置き、葉の間から光が差すように発光。バルブだと太陽のようにシャープなシャドウが出る。光量が足りずリフレクターを付けてみたが少し柔らかくなってしまったので、バルブにして灯体を近づけることで解決。 ベルソA2はバッテリーでの使用時でも最大650Wのモデリング点灯が可能。
直接モデルに当たる太陽光をシーツで覆って隠した。バルブで発光させた光が太陽光のように差し込んでいるか確かめるため、まずストロボを使わず地面を撮影して確認。
HMIでも代用可能?
定常光は見たままを撮れるというメリットがありますが、 ストロボのほうがHMIよりも色再現が良いし、コントロールすることができます。また、HMIでは光量が足りない場合はストロボのほうが良いでしょう。
今回は被写体との距離があったのでバルブで撮影し使用しませんでしたが、ブロンカラーの特殊ライトでサンライトセットという太陽光を創り出す光源もあります。
パルソGヘッドに取付けるフラッシュチューブと保護ガラス、4枚羽バーンドアで構成され、チューブが長いため影が強く出て太陽光のような効果をだします。
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鏡面のPARリフレクターを使用して間接光のみで撮ると色温度かわって温かみのある写真に。ボックスのみ(色温度高くて青っぽい)と比べて、中間がベストと判断し、最終的には3灯使って撮影した。
鏡面のPARリフレクターを使用して間接光のみで撮ると色温度かわって温かみのある写真に。ボックスのみ(色温度高くて青っぽい)と比べて、中間がベストと判断し、最終的には3灯使って撮影した。
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パラFB+リングフラッシュP
Point1:集光、拡散の調整ができる
Point2:ヘッドの角度を変えてコントラストが変えられる
Point3:厚みの違うディフューザーが3種類あります
Point4:被写体側からモデリングのあたり方を見ると、ライトの効果がよく確認でき微調整が容易になりました。 パラではリングライトでもソフトボックスでも作れないグラデーションがつくれます。まわっている柔らかい光なのにエッジがたつのが特徴。
ビーチでモデル撮影。パラFBならカメラが寄っても離れても同じ絞り得られます。アンブレラの中で光源をフォーカス/ディフォーカスして調整することが出来、モデルが動いても効果に影響ないので自由に使うことができます。
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室内をバルーンで明るく柔らかくする。直径50cmの乳白アクリル製の球体で、ソフトライトの最上級。ブロンカラーのランプヘッドのほぼ全てとHMIでも使えます。広域のインテリア撮影やポートレートで活躍。
窓から太陽光がわりに1灯
まずストロボ使わず撮影し、自然光がどれだけ入るかを見る(メーターを全く使ってないのが驚き)そして1灯ずつ効果を見ながらライトを足していく。今回の撮影のクライアント(ビクター氏)からの要望は、「ブロンカラーのライトで太陽をつくり、光がどこに落ちてくるかを考えてバリらしい感じを出してほしい。」皆で何を一番みせたいか意見交換してカメラアングルを決めました。
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バリの場合、外が明るく中は暗いという時が多いので、バルーンで差部屋の中を柔らかくしてまわしてその差をなくした。
太陽光が入っているようなゴボ(影)を出すため、ハイライトにサテライトエボリューションを使用。また後ろの白いカーテンが暗くグレイにのっぺりとうつってしまったので、もう1灯PARリフレクターを使ってあてて明るくすることで解決。
→サテライトエボリューションは鏡面に反射させてハードなスポット光が得られます。
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こんな撮影の時にはシンクロケーブルで繋ぐことは難しいので、赤外線などの遠隔システムで発光させることができるととても便利。
毎日刻々とかわる日没時間をチェックし、ベストタイミングを見計らうことが不可欠。
蚊にさされながらも、そのシャッターを押す瞬間を皆で待ち、これで全てのワークショップメニューを終えました。
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講師はスイス人とオーストラリア人のとっっても陽気な方で、ジョークを交えながら海外の撮影スタイルを惜しみなく披露してくれました。
宿泊のホテルも素晴らしいリゾートホテルで、撮影ワークショプも充実+プールや買い物やスパにリラックスタイムというとても充実したツアーとなりました。
ご参加された皆様、ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。 report:M.Shiina
アガイ商事ではライティングセミナーを、国内・海外で不定期開催しております。
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