スイスbron社から専属フォトグラファーのウルス氏を招いて、ライティングワークショップを開催いたしました。
3/6(金)3/7(土)
午前は商品撮影編(3h) 午後は人物撮影編(3h)
満員御礼!
その一部をちょっとだけご紹介します。
<商品撮影>
ブロンカラーの専売特許ともいえる、素早い閃光時間を使ったボトルを水に落す撮影。
いま閃光時間って1万分の1秒、なんて数字は他社ストロボでも珍しくなくなりました。
そんな素早い閃光時間と思っても、止まらないストロボもあるのです。
では、なぜブロンカラーだけが確実に瞬間をとらえるのか?
閃光時間 t0.1 t0.5 どちらの数字を使っているのか?という大事な観点をUrs氏から説明しました。
t0.1とt0.5の違いについてはこちらの記事をご参照下さい
ワークショップではブロンカラー スコロ3200Sを使いました。
前後左右に飛ぶ水滴すべてをきちんと止めるためにより絞った撮影をしたためそこそこの出力値でしたが、この出力値において選べる最短の1/7000秒(t0.1)の閃光時間で撮影しても、確実に止まっていました。
また、黒背景に黒い被写体を効果的に映し出すためのライティングも披露しました。
大きめのオクタボックスの前にこのように黒で中心を抜くことで、まるで大きなリングフラッシュのように輪郭を照射します。
その輪郭は僅かにグラデーションがかかり、それを距離を変えるだけで調整できる簡単ながら便利なセッティングです。
ロゴが目立つようにパルソGヘッド+P70リフレクターに、ハニカムグリッドを使いスポットを当てました。
<人物撮影編>
ポートレート撮影によく使われるソフトボックスの使い方についても、なるほどーーとつい言ってしまうヒントがありました。
ソフトボックスの角度、距離、フチの処理、2つのソフトボックスを使った時の距離や角度による色温度の変化、様々な要素で全く違う光効果が得られることがわかりました。
オクタボックス150cmや、大きいソフトボックス(100cm以上の)であれば、奥・中心・手前 で、メインライトもヘアライトもフィルインライトも と、3灯分のような役割をこなすこともできます。
パラで人物撮影のとき、小さなスタジオでは天井や壁に光がまわりすぎてしまうこともあります。
白バックに白いシャツがきちんと映し出せるよう、黒で部屋のように囲って撮影をしました。
パラは大型なのでカメラマンがライトとモデルの間にいても、モデルに影が落ちません。
この点はソフトボックスとは大きく異なる利点です。
ウルス氏のライティングは理論で裏付けされていてとても参考になった、という感想を多く頂きました。
ご来場ありがとうございました!
これらのライトは、ぜひ自分でも使ってみてライティング効果を実感してみて下さい!
ブロンスタジオは作品撮りや機材のテストにも最適な、「機材費半額」でスタジオレンタルしています。