ブロンカラーのストロボを使いたいというお客様からよく、「閃光を早くして動きの早い被写体を止めた撮影をしたい」と問合せを受けます。

水飛沫をとめたり、モデルの髪の動き、ジャンプ、ゴルフのスウィング、ミルククラウン…
瞬間を止めた写真は広告写真としても作品としても迫力がありますよね。

こんな撮影をするときに、“ストロボの閃光時間”が早いことが重要な要素となります。
ですが他社ストロボとbroncolorストロボを比べて、閃光時間が何分の1秒、というカタログスペックの比較だけで判断すると失敗しますからご用心!!

これは何でかというと…

まず【t0.1】と【t0.5】という異なる2つの基準があります。

この通り、ストロボのフラッシュ光は一定ではなく最初が強くだんだん弱くなりゼロになります。

最大光量の10%を超えてからまた10%まで落ちるまでにかかる時間を=t0.1 総閃光時間 といいます。
(t0.1 最大光量の10%以上で光っている時間)
光量50%を超えてから50%まで落ちるまでにかかる時間を=t0.5 有効閃光時間 といいます。
(t0.5は最大光量の50%以上で光っている時間)

ということは?

t0.5の時間が1/10000秒などの早い数字であろうと、まだフラッシュが半分(50%)の光量が残って発光するために実際にはもっと長い時間 閃光している= 画像に影響する(ブレる原因となる)のです。

動きのあるものを止める撮影をする場合、この通り、同じ閃光時間1/600でもt0.5とt0.1で画像に違いがでます。

t0.5=1/600秒       t0.1=1/600秒

さらにここで重要なのは、ブロンカラーの最新技術により【ブロンカラーはt0.5の数値がt0.1に限りなく近い】という理想的な点です。画像を見て下さい。
ブロンカラースコロのカットオフ機能により、従来製品のフラッシュカーブと全く違う結果が得られます。

このことから、ブロンカラーの場合、t0.1の閃光時間が早いという魅力だけでなく閃光時間t0.5の数字も信頼がおける と思いませんか?

たとえば他社ストロボであれば、こういうことになります。

この真ん中の、僅かな時間(t0.5)を閃光時間 何分の1秒 とカタログに表記されてることになります。
これでは実際に撮影した時には、画像はブレてしまいますよね…
t0.1ではもっと長い閃光時間になるはずですが、どこも載せてませんのでわかりません。
しかもはじめに“プレ発光”のカーブがあります。これも画像に悪影響(2重に、など)を及ぼします。
(プレ発光はt0.5閃光時間のスペックを上げ早い閃光時間と見せかけるためのワザのようです)

これらはあくまでも“閃光時間”と“その定義”についての解説です。
実際の使用環境(距離や使うアクセサリー)によっても変わってくる点をご了承下さい。

撮影前にこういった特殊な撮影のテストをしたい!という時にはブロンカラー機材が揃いスタジオ代 1時間3000円(機材費も半額)のブロンスタジオをぜひご利用下さい(税別)

l download

l mail

l campaign

l tax