アガイ商事では、2023年も様々なテーマでオープンスタジオを実施いたしました。その中でも特に反響の大きかったのが、
写真家/大村祐里子氏によるシロスとパラを使った人物撮影ライティングセミナー です。アガイ商事のYouTubeチャンネルで「これからはシロス【コレシロ】」の配信にて出演経験もある写真家/大村祐里子氏がアガイ商事1日店長に就任し、シロスとパラを使った人物撮影ライティングを実演していただきました。今回は、その様子を振り返りレポートします。
■ブロンカラー シロスとパラ&ソフトボックスを使った人物ライティングセミナー ■日時:2023/10/26(木)14:00-18:00 ■場所:アガイ商事ショールーム/地下スタジオにて大村 祐里子(おおむら ゆりこ)写真家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒。クラシックカメラショップの店員を経て、写真の道へ。福島裕二氏に師事後、人物撮影をメインとし、雑誌・書籍・Webでの撮影・執筆など、さまざまなジャンルで活動中。HP : https://omurayuriko.jp/ モデル:いのうえのぞみ1983年3月19日生まれ。東京都出身。 公益社団法人日本広告写真家協会 APA正会員HP:https://www.inoue-nozomi.com/ 【セミナーレポート】セミナー1部では、ソフトボックスを使用したライティング・撮影を行っていただきました。(基本使用機材:シロス800L + Canon EOS R5) ①シロス直当て + 補助光なし 光を一切ディフューズしていないので、影がクッキリと出て、全体的に元気な感じの印象を受けます。これだけでもなんとなく雰囲気のある、それっぽい写真が撮れてしまうのがシロスの長所ですね。 大村さんはメンズのモデル撮影でこの手法を使うことがよくあるそうです。 ②シロス + オクタボックス150 大型のソフトボックスを使うことで、モデルさんの全身をしっかり照らすことができています。 大村さん曰くこのセッティングは、「言い方は悪いけど無難にきれいな写真が撮れる」とのこと。特にこの八角形のオクタボックスは、丸いアイキャッチを入れるのにも適しています。 ③シロス + オクタボックス150 + 紗幕 (裏にシロス + 傘を2灯向かい合わせで設置) 後ろに光源を仕込み、紗幕を前明かりとして使うパターンも見せていただきました。 ④シロス + オクタボックス150 + グリッド + モデル離れる 次はモデルさんに背景紙から離れた場所に立ってもらいます。背景が一気に暗くなることで、先ほどとはガラリと雰囲気が変わり大物感のある写真になりました。かっこいい雰囲気は出ましたが、背景が暗くなった結果、モデルさんの髪が少し背景に溶けてしまっています。 (目指す方向性によってはそれもそれでアリ、感じ方と好み次第の部分もあり難しいです) ⑤ 上記④のセッティングにソフトボックス30×120を2灯追加 (真横 + バック)輪郭にハイライトが入り、立体的に浮き上がって見える効果が得られました。 「モデルさん本人の雰囲気に合わせた写真を撮ることももちろんだが、撮影する側からもイメージや雰囲気を提案することが大切」と語る大村さん
↑1部のセミナー終了後も多くの方が会場に残り、自然と質問大会へ みなさん積極的です
続くセミナー2部では、ブロンカラー パラを使ったライティング・撮影を行っていただきました。この時点で超満員となりました。(使用機材:シロス800L + パラ133) ブロンカラーのパラはサイズも豊富で、多くのフォトグラファーからも好評な人気のアイテムのひとつです。 通常のアンブレラやソフトボックスより骨の数も多くパラボリック型のため、光がより真っ直ぐに、均一になります。また光源の距離を動かすことで、光の特性をハードからソフトまで自在に変化させることが可能です。 背景紙の色を黒に切り替え、小道具も使いながら様々なポーズで撮影していきます。モノクロでも映える、綺麗な仕上がりです。
セミナー終了後は、参加者の皆さんご自身で実際に写真を撮っていただく撮影タイムを設けました。実は念のため貸出用のカメラもこちらで準備していたのですが、参加者の皆様、開始と同時に一斉に自前の一眼レフを取り出す光景に、「さすが…!」とスタッフからも感心の声が上がります。(笑)時間の関係でおひとり様数カットに限らせていただきましたが、皆様のご協力のもとスムーズに進行できました。ありがとうございます。「一方的な講義スタイルが苦手」という大村さんの提案で、今回のライティングセミナーは参加者との対話もまじえつつ、終始和気藹々とした雰囲気で行っていただきました。堅苦しさはないものの、モデルさんとのコミュニケーションや、アシスタントに的確に指示を出しながら撮影を進める様子はまさにプロ、弊社スタッフにとっても非常に学びの多い1日となりました。たくさんのお客様にご来場いただき、ショールームではAputureだけでなくKUPOスタンドやグリップ類、E-imageバッグなど撮影のお役立ち製品、アウトレットコーナーなどにも興味が集まっていました。新たに取扱い開始の小型スモークマシン、SmokeGENIE(スモークジーニー)も展示今回のオープンスタジオで紹介した機材以外にも、気になる機材がございましたらいつでも弊社ショールームへお越しください。オンラインでのショールーム見学&オンライン商談も可能ですので、行ってみたいけど遠方でなかなか…という方も是非お気軽にご相談ください。「購入前に実際に使ってみたい…」 そんな方にはアガイ商事の機材レンタルサービスをおすすめいたします。Webサイトはもちろん、SNSやメールマガジンでもイベントの開催情報を発信してまいりますので、是非ご覧ください。アガイ商事オンラインショップ アガイ商事レンタルショップ川越 i-Studioのご紹介
アガイ商事では、2023年も様々なテーマでオープンスタジオを実施いたしました。
その中でも特に反響の大きかったのが、
写真家/大村祐里子氏によるシロスとパラを使った人物撮影ライティングセミナー です。
アガイ商事のYouTubeチャンネルで「これからはシロス【コレシロ】」の配信にて出演経験もある写真家/大村祐里子氏が
アガイ商事1日店長に就任し、シロスとパラを使った人物撮影ライティングを実演していただきました。
今回は、その様子を振り返りレポートします。
■ブロンカラー シロスとパラ&ソフトボックスを使った人物ライティングセミナー
■日時:2023/10/26(木)14:00-18:00
■場所:アガイ商事ショールーム/地下スタジオにて
大村 祐里子(おおむら ゆりこ)
写真家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒。クラシックカメラショップの店員を経て、写真の道へ。
福島裕二氏に師事後、人物撮影をメインとし、雑誌・書籍・Webでの撮影・執筆など、さまざまなジャンルで活動中。
HP : https://omurayuriko.jp/
モデル:いのうえのぞみ
1983年3月19日生まれ。東京都出身。 公益社団法人日本広告写真家協会 APA正会員
HP:https://www.inoue-nozomi.com/
【セミナーレポート】
セミナー1部では、ソフトボックスを使用したライティング・撮影を行っていただきました。
(基本使用機材:シロス800L + Canon EOS R5)
①シロス直当て + 補助光なし
光を一切ディフューズしていないので、影がクッキリと出て、全体的に元気な感じの印象を受けます。
これだけでもなんとなく雰囲気のある、それっぽい写真が撮れてしまうのがシロスの長所ですね。
大村さんはメンズのモデル撮影でこの手法を使うことがよくあるそうです。
②シロス + オクタボックス150
大型のソフトボックスを使うことで、モデルさんの全身をしっかり照らすことができています。
大村さん曰くこのセッティングは、「言い方は悪いけど無難にきれいな写真が撮れる」とのこと。
特にこの八角形のオクタボックスは、丸いアイキャッチを入れるのにも適しています。
③シロス + オクタボックス150 + 紗幕 (裏にシロス + 傘を2灯向かい合わせで設置)
後ろに光源を仕込み、紗幕を前明かりとして使うパターンも見せていただきました。
④シロス + オクタボックス150 + グリッド + モデル離れる
次はモデルさんに背景紙から離れた場所に立ってもらいます。
背景が一気に暗くなることで、先ほどとはガラリと雰囲気が変わり大物感のある写真になりました。
かっこいい雰囲気は出ましたが、背景が暗くなった結果、モデルさんの髪が少し背景に溶けてしまっています。
(目指す方向性によってはそれもそれでアリ、感じ方と好み次第の部分もあり難しいです)
⑤ 上記④のセッティングにソフトボックス30×120を2灯追加 (真横 + バック)
輪郭にハイライトが入り、立体的に浮き上がって見える効果が得られました。
「モデルさん本人の雰囲気に合わせた写真を撮ることももちろんだが、撮影する側からもイメージや雰囲気を提案することが大切」と語る大村さん
↑1部のセミナー終了後も多くの方が会場に残り、自然と質問大会へ みなさん積極的です
続くセミナー2部では、ブロンカラー パラを使ったライティング・撮影を行っていただきました。
この時点で超満員となりました。
(使用機材:シロス800L + パラ133)
ブロンカラーのパラはサイズも豊富で、多くのフォトグラファーからも好評な人気のアイテムのひとつです。
通常のアンブレラやソフトボックスより骨の数も多くパラボリック型のため、光がより真っ直ぐに、均一になります。
また光源の距離を動かすことで、光の特性をハードからソフトまで自在に変化させることが可能です。
背景紙の色を黒に切り替え、小道具も使いながら様々なポーズで撮影していきます。
モノクロでも映える、綺麗な仕上がりです。
セミナー終了後は、参加者の皆さんご自身で実際に写真を撮っていただく撮影タイムを設けました。実は念のため貸出用のカメラもこちらで準備していたのですが、参加者の皆様、開始と同時に一斉に自前の一眼レフを取り出す光景に、「さすが…!」とスタッフからも感心の声が上がります。(笑)
時間の関係でおひとり様数カットに限らせていただきましたが、皆様のご協力のもとスムーズに進行できました。
ありがとうございます。
「一方的な講義スタイルが苦手」という大村さんの提案で、今回のライティングセミナーは参加者との対話もまじえつつ、終始和気藹々とした雰囲気で行っていただきました。堅苦しさはないものの、モデルさんとのコミュニケーションや、アシスタントに的確に指示を出しながら撮影を進める様子はまさにプロ、弊社スタッフにとっても非常に学びの多い1日となりました。
たくさんのお客様にご来場いただき、ショールームではAputureだけでなくKUPOスタンドやグリップ類、E-imageバッグなど撮影のお役立ち製品、アウトレットコーナーなどにも興味が集まっていました。
新たに取扱い開始の小型スモークマシン、SmokeGENIE(スモークジーニー)も展示
今回のオープンスタジオで紹介した機材以外にも、気になる機材がございましたらいつでも弊社ショールームへお越しください。
オンラインでのショールーム見学&オンライン商談も可能ですので、行ってみたいけど遠方でなかなか…という方も是非お気軽にご相談ください。
「購入前に実際に使ってみたい…」 そんな方にはアガイ商事の機材レンタルサービスをおすすめいたします。
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